突然ですが、あなたは「病院で検査しても異常が見つからない」心臓のドキドキ感に悩まされたことはないですか?
もし、下記の症状が続いているとすれば、それは「自律神経の乱れによる動悸」かもしれません。
- 心臓がドキドキして眠れない
- 心臓がバクバクして息苦しい
- 動悸がひどくなると心臓が飛び出そうな感覚になる
- ずっと動悸があって力が抜けない
- クスリを飲んでも動悸がおさまらない
動悸とは、血圧や心拍数が急激に上昇することで、出てくる心臓のドキドキ感のことをいいます。
例えば、多くの人が見ている中でスピーチをしたり、発表したり、初めて学校にいくとき、初出勤するときなどに、心臓が「ドキドキ」「バクバク」して息苦しいような経験ってしたことないですか?
実は、この時の症状というのが、「動悸」と言われる症状の1つなのです。
心拍は、自律神経によってコントロールされており、過度な緊張状態になると、自律神経の交感神経(活発に動いているときに働く神経)が優位に働くようになり、血圧や心拍数が上昇して、呼吸が浅く速くなってしまうのです。
また実は、動悸の症状って、「心臓がドキドキしているだけでしょ。」と軽く見られがちだと思いますが、動悸の症状は、心臓のドキドキ感だけでなく他の症状も併発して起こす場合が多いのです。
とうのも、動悸が続くと呼吸が浅くなり、身体に酸素が行き渡らなくなり、慢性疲労感、喉の違和感、冷え性、首肩コリ、胃腸障害など他の不調も併発して起こってくるのです。
ちなみに、動悸は、不整脈や狭心症、心筋梗塞など病気によって感じる動悸もありますが、ここでいう動悸は、自律神経の乱れからくる動悸についてご紹介していきます。
ですから、動悸が続くときは、念のため必ず検査を受けるようにしましょう。そして検査で異常がないとわかった時は、自律神経にも問題はないのか?と考えるようにしましょう。
動悸の症状
動悸の症状は、心臓がドキドキすることで息苦しく感じたり、呼吸が浅くなるような感じがする症状です。
特徴は、特に緊張する場面でもないのに心臓がドキドキしてくるという所です。誰もが、緊張する場面で心臓がドキドキしたり、心臓が飛び出そうになるぐらいのドキドキ感は人生に一度は感じたことがあると思います。
こういった動悸も少し違うのは、このドキドキ感がずっと一日中続いたり、ドキドキしたり、しなかったりを繰り返すという点です。
身体的にも精神的にも非常につらく、自律神経の不調でお悩みの方は、一度は経験したことがあると思います。
動悸の原因
では、なぜ動悸は起こるのでしょうか?
実際、僕自身の経験や患者さんのお話をまとめると、動悸は、心疾患などの病気による動悸以外の症状は「自律神経の乱れ」が引き起こしていると考えています。
その動悸が起こる仕組みは、緊張、興奮させる刺激(例:発表会、スポーツ観戦など)があったことで、自律神経の1つである交感神経優位になり、身体は心拍数や血圧をあげて、働くモードになります。 ※交感神経とは、身体が活発に動いている状態のときに働く神経です。
この状態が一時的であれば問題ないのですが、継続的に交感神経優位状態が続けば、動悸と言われる症状になってくるのです。これが動悸になる仕組みです。
自律神経失調症の症状が出ている方は、身体がいま働けばよいのか(交感神経)、休めばいいのか(副交感神経)コントロールできなくなっている状態なので、このような動悸という症状が出てくるというわけなんです。
動悸の対処法
では、なぜ動悸が起こる人と起こらない人がいるのか?疑問になりませんか?
病院や薬、カウンセリングで治療をしても、なかなか良くならないのはなぜなのか?
実は、「カラダにも原因があるから」なんです。
病院で、自律神経失調症と診断された場合、一般的には精神的なストレスはないですか?という風に、精神面でしか原因を探そうとしません。
でも、身体にとってストレスというのは、「構造的ストレス」「環境的ストレス」「精神的ストレス」など他にもありますが、精神的ストレスだけではないのです。
だから、身体からしっかり対処していけば、自律神経の乱れから起こる動悸は改善されるのです。
そのためには、次の3ステップで自律神経を安定させるようにしましょう。
①生活習慣のクセを見つける
まず、動悸が起こる人の特徴は、常に身体を緊張させるクセをもっています。そのクセを見つけることから始めて見ましょう。
例えば、下記のようなクセです。
- わるい姿勢
- わるい歩き方
- 偏った食事
- クスリだけに頼った治療
- 睡眠時間をとれていない
このような生活習慣のクセがあると、身体は慢性的に疲れやすくなり、自律神経が乱れてくるので、毎日習慣的に行っていることを箇条書きで書き出してみてください。
②専門家に見てもらう
1ステップ目でわかってきたクセを改善するために、自分で出来るところは自分で改善していった方がよいのですが、
姿勢の問題やカラダの状態が自分では分からない場合は、プロにご相談するのがベストです。
例えば、自分で正しい姿勢と思ってしていた姿勢が間違った姿勢をしていることもありますので、一度は自律神経に詳しい専門家にご相談するようにしましょう。
③家でできるケアを毎日続ける
ここまでくれば自分の身体は、どういう原因で緊張しやすくなっているのかが分かり始めてきます。
*どういう原因かは人それぞれ違いますので、自分の身体に目を向けるという機会だと考えて、リラックスして分析してみてください。
そして、この良くないクセを修正する練習をするとともに、次の身体のケアを行なってみてください。
首とお腹を温める
自律神経が最も集中している首まわり、お腹まわりを温める習慣を持ちましょう。温め方は、「あずきのチカラ」や「ほっかいろ」「蒸しタオル」「湯たんぽ」などを使い、仰向けでリラックスした状態で、5分〜10分くらい温めるようにしましょう。1日の中で、朝起きたとき、昼、夜寝る前に温める時間を確保するのがオススメです。
深呼吸をする
深呼吸は、とにかく吐くことを意識して呼吸を行います。自律神経が乱れると呼吸が浅くなり、酸素を吸おう吸おうとしてしまいがちになるのですが、これが余計に呼吸を浅くしてしまいます。
方法は、鼻から息を吸い、おへその下に一度ためて、口から吸った2倍くらいの時間をかけてゆっくり吐く。これだけなんですが、はじめはお腹に空気をためるということがなかなかできない方が多いです。それだけ腹式呼吸できてないんですね。これは、練習だと思って少しずつ練習してください。
たった2つなのですが、基本的なことが結局はすっごく大事なんです。
特に自律神経が乱れやすい方は、基本的な身体のケアができていないことが多いので、「できているから必要ない」と考えるのではなく、
チェックして行なってみてください。
もし、自律神経失調症でお悩みで、病院やカウンセリング以外の身体について改善したい場合は、ぜひご相談ください。
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受付時間 9:00~20:00
定休日 月曜日
※当日のご予約はお電話でお願いします。
最後に
痛みや不調っていうのは、身体からのメッセージで、悪いものではないんです。
これに気づけない状態の方がよっぽど怖いのです。
家事や育児、お仕事で忙しい毎日を送っていると、このメッセージに気づけず、気づいた頃には寝込んで動けないほどの不調に悩まされてしまうことがあるんです。
私も、身体の声を無視し続けた結果、自律神経の不調に悩まされ仕事も好きなことすらできなくなりました。だから、あなたに心から伝えたいです。
『健康』じゃないと普通にできていたことができなくなります。
今あなたは、そのメッセージに気づいたのですから、しっかり根本から改善してみませんか?
一緒に元気になり、好きなこと、やりたいことを実現させましょう!
あなたのご来院を、心よりお待ちしております。
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