顎関節症による自律神経失調症

自律神経の不調の方に共通している症状、それは「顎関節症」です。
今回のテーマは「3ヶ月以上顎の違和感や痛みで頭痛やめまい、肩こりなどで悩んでいるあなたへ」です。

もし、今あなたが「ずっと顎の違和感や痛みが続いている」「首や肩こりも慢性的にひどい」「歯医者さんにいってマウスピースを作っても改善されない」というお悩みがあるのであれば、最後までお読みください。こういう原因で起こっていたんだと安心して改善していくきっかけになると思います。

まずは顎関節症とは、どのような症状なのか見ていきましょう。

顎関節症とは?

あごが痛い

顎関節症とは、顎関節にゆがみ変形が起こったり、顎関節に関係している筋肉の過緊張によって引き起こされる顎の不調の総称です。
顎関節症は、年代問わず、女性にも男性にも起こり得る症状です。特に自律神経失調症の方には、あごの悩みが多く、頚椎、頭蓋骨とも関連しているため、カラダ全身に影響を与えるので、早期に解消することが非常に重要ですね。

日本顎関節学会では、下記のような不調がある場合を「顎関節症」と定義されています。
「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれている」
【参考:日本顎関節学会

顎関節セルフチェックリスト

チェック

顎関節症は、セルフチェックでもある程度、自分の顎の状態を把握することができます。

また、顎関節症は慢性化すると顎の歪みがひどくなったり、頭痛、めまい、自律神経失調症など他の症状を併発する原因にもなりますので、できるだけ早期に対処することで、改善率が高くなりますので、放っておかず今すぐ専門家に相談するようにしましょう。

  1. 食事のとき、歯磨きのときに口が開かない
  2. 噛むときに痛みを感じる
  3. カクカク音がなる
  4. ミシミシと音がなって開きにくい
  5. 顎がだるく疲れやすい
  6. 慢性的に首肩コリがある
  7. 歯医者さんで噛み締めがきついと言われた
  8. 鏡をみて口を開けると左右にずれて開く

以上のチェック項目に当てはまる方は、専門家に早めに相談しましょうね。

顎関節症の6つの本当の原因とは?

足型

このページでは、「カラダの歪み」という視点で原因を解説します。
カラダの歪みという視点でみていくと、下記の6つのゆがみから来ていることがわかりました。順に解説していきます。

  1. 頭蓋骨のゆがみ
  2. 頚椎のゆがみ
  3. 脊柱のゆがみ
  4. 内臓のゆがみ
  5. 足のゆがみ
  6. 筋肉のゆがみ

これらのゆがみがあることで、顎関節でバランスを補おうとしたり、筋肉に引っ張られたりし、顎関節症の症状が出てくるのです。
だから、顎関節症になっている方は、ただ顎が痛いというだけの症状では済まされないほど、いろいろなカラダのゆがみが原因で起きてくるのです。

首と頭蓋骨と顎関節の関係

肩こり

首と頭蓋骨、顎関節は密接に関係しています。
つまり、首や頭蓋骨にゆがみが起こっていると顎関節にもゆがみが起こり、逆に、顎関節にゆがみが起こっていると首や頭蓋骨にもゆがみが起こるといったことが起きるのです。

※例えば、あごが前に突き出た猫背のようなわるい姿勢を続けていると、奥歯で強く噛むクセが出てきたり、頭蓋骨と鎖骨などを繋いでいる胸鎖乳突筋を緊張させ、頭蓋骨や顔のゆがみを引き起こすきっかけになったりします。

歯の痛みがあって歯医者さんにいっても虫歯ではない場合の顎関節症

病院

歯が痛いときは、歯医者さんに行くと思います。でも、まれに「虫歯はないですね〜」と診断され、「ん、でも歯は痛い…」こんなパターンがあります。

でも、どうしたらいいのかわからず来院される方がいます。
この場合、念のため他の歯医者さんで再検査は一応しておいた方がよいと思います。
先生により見落としている場合があるからです。
(実際に患者さんでも2件目にいったら親知らずのところで炎症を起こしていたというパターンがありました。)

それでも、痛みがひかない場合は、整体やカイロプラクティックなどカラダのゆがみを調整してもらえる専門家にご相談ください。

顎関節症のセルフケア体操

セルフケア

顎関節症は、あごの関節の柔軟性をアップさせるようにすると、可動域が広がり痛みやカクカクといったクリック音が軽減される場合があります。
まずは下記の体操をおこなってみてください。

※顎関節は、ムリに動かしたりすると余計に痛みがひどくなる場合もありますので、はじめは3〜5回と少ない回数を1日3回ほど続けてみてください。

  1. はじめに、あごを前後に動かします(あごを突き出す動作とあごを引く動作)
  2. 次に、左右に痛みや違和感が出ない範囲で動かします
  3. これを前後左右、約5往復ずつおこなってください

症状について詳しくはこちら

自律神経失調症

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